【講師：禅僧　藤田一照さんから】
坐禅は調身（姿勢）、調息（呼吸）、調心（心）という
三つの調の営みから成り立っています。

われわれは、しばしば、身・息・心をこちら側から
操作する対象として扱いがちです。

しかし、坐禅ではそういう自我意識主導のモード
（強為　ごうい）を鎮めて、
身心の自然なる働き（仏）にまかせるという
云為（うんい）の調が探究されなければなりません。

この講座では、そのような観点から、坐禅と氣道との
共通性を探りながら、体験的に坐禅を学んでいきます。


【講師プロフィール】
曹洞宗僧侶。1954 年愛媛県生まれ。
東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、
曹洞宗の禅道場安泰寺に入山、曹洞宗僧侶となる。
1987 年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州西部にある
禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも
禅の講義や坐禅指導を行う。2005 年に帰国。
2010 年から 2018 年まで、サンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長。
神奈川県葉山町にて慣例に捉われない独自の坐禅会を主宰している。
Facebook 上で松籟学舎一照塾を主宰。　https://www.facebook.com/isshojuku

【コーディネーター：長谷川淨潤より】
藤田一照といえば禅の世界では有名な高僧。
――――――とは知らず、
私としては 30年前に酌み交わした印象のみだったのですが、
その後に出版された著書の多さに愕然。
拝読するに「まさに“氣道”！」

【ご感想(一部)】
――「調う」と、「整う」の違いは調うは
周囲（他の人や場）を含めてのととのうで、
整うは自身の内側、心の身体がととのうなのかなと思いました。

――私はこともあろうに坐禅中に気持ちよく眠ってしまいました。
不眠症の私としては、なんであんなに気持ちよく眠気がきたのだろうと
何か不眠症の解決の糸口があるのではと思ったりして。
それから一照さんの軽やかな感じこそが坐禅の効用なのかなと思ったり。

――自動運動から坐禅へ・・長谷川先生の音の音を聞きながら
ゆっくりと一照さんの誘導で体を動かしてゆく。なんと贅沢なこと！
そして動きがとまったときから坐るが訪れる。
坐るが訪れてさらに深くポカーンがあらわれる。
自動運動をした後に行う坐禅（瞑想）が理想と説く一照さん。
一期一会の坐禅・・心地良い静寂が訪れていく。

――テニスボールを使った体ほぐしや、背骨揺らしなど
坐禅とは一見関係なさそうな切り口で導いていただいたので、
楽に座ることが出来ました。
坐禅をとても身近に感じました。

さらに詳細のご感想はこちらから⇒
http://kido-staff.jugem.jp/?eid=4305

※なお、このDVDは、普通会員6000円、動画会員4000円でご購入いただけます。
こちらから、すぐにご登録いただけます
⇒https://npo-kido.com/enroll.html

※また、このコンテンツはオンライン配信でご覧いただくことも可能です。
　https://manatuku.com/trainers/163/packages/442
オンライン教育サイト「まなつく」へ登録（無料）いただけば、
一般8000円、普通会員6000円、動画会員4000円でご視聴いただけます。
PCまたはスマートフォンでお好きな時に、お好きな場所で、
何度でも繰り返しお楽しみいただけます。

■DVD２枚＋資料
（まずは音声だけでお聴きになるのがお薦めです）
（データでお送りすることも可能です）
■収録：2022年11月3日 （横浜道場）
■講師：藤田一照
　司会＆コーディネーター：長谷川淨潤